登山者は善人しかいない!!
・・・と思ったら大間違いです!!
事件概要
20XX年、北アルプス某山小屋
下山中、休憩に寄った山小屋で荷物を玄関脇の壁際に下ろし、小屋の中に入りました。
椅子に腰を下ろし、持参した行動食を食べたり飲み物を飲んだり、トイレに行ったりして4、50分くらいは経ったころ、「さぁ、もうひと踏ん張りして下山するか」と外に出て、リュックを背負い・・・ん?何か足りない・・・。
ストックが、無い!!リュックと一緒に壁に立てかけてあったのに!?
どれだけ周りを探しても見つからず、探す時間もロスしてやむなく下山の途に就きました。
コメント
なによりショックだったのは、登山者にこういう輩がいるということでした。
それでも、「もしかしたら、間違えて持って行ったのかも」と自分を納得させようとしたものの、間違えて残されたようなストックも無く、きっと故意に盗んだのだと。。。
これが下山目前くらいのストックだからまだ良かったのか良くなかったのか。行程や、盗まれたもの、場所によっては、登山自体の中止や、遭難に繋がる恐れもあるということを知ってほしいです。
計画を練って、荷物の重量を極限まで減らして、必要最低限の持ち物で登山に挑む人も多くいます。そこで、その人の荷物を盗むというのは殺人級の犯罪だと個人的には思います。
山には「デポ」といって、登山中に不要な荷物を登山道脇に置いておき、必要になったときや下山中に回収する場合や、食料等の補給物資を予め登山道脇に置いておき、後日その物資を回収して山頂を目指す場合等あります。これくらいするベテラン登山者は、他の登山者から見えにくいところに置いたり、デポと分かるように当然表示していますが、こういうのも盗まれてしまうかもと考えると、その登山にはチャレンジできなくなってしまいます。
性善説で成り立っていた登山の世界。登山ブームやアウトドアブームといったなかで、それが崩れていってるのではないかと憂いてしまいます。
特に、大都市圏からアクセスの良い山では、このような盗難が多いそうです。皆さんもお気をつけて。
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